スローガン
克己復礼
(こっきふくれい)
会長所信
はじめに

今日まで私たちは、東日本大震災やコロナ禍など、未曽有の危機に直面してきました。いわき市においても、未だ以前のような賑わいを取り戻せていない中で、世界情勢はめまぐるしく、加速度的に変化しており、こうした急激な変化に対応せざるを得ない社会情勢となっています。
いわき商工会議所青年部は、昨年度に創立40周年を迎えて、新たな10年に向けて気持ちを新たにしたところですが、青年部活動を通して、こうした様々な変化に柔軟に対応できる青年経済人の育成を目指していきたいと考えております。
そこで今年度は、会員の自己研鑽を支援するためのビジネス委員会と、多業種の青年経済人が集まるという強みを活かすための交流委員会に力を注いでいきたいと考えております。
青年部は地域の未来を担うという重要な使命を持っており、青年部活動が地域経済に与える影響は小さくありません。親会であるいわき商工会議所から、引き続きご支援とご協力をいただきながら、活動を通じて地域へ貢献していきたいと思います。
ビジネスの発展に向けて
私たちの目指すべき方向は、地域経済の活性化と、会員の事業の発展です。
現代のビジネス環境は、特にITテクノロジーの進化やグローバル化により複雑化しており、こうした変化に私たちが迅速に対応していくためには、業種を問わず連携して、常に情報を共有することが鍵となります。
ビジネス委員会では、定期的に親会や外部の専門家等を招き、セミナーや研修会などを開催して、最新のテクノロジーの活用やマーケティング手法、多角的な経営戦略について学びます。
交流を通じたネットワーク形成
YEGの魅力は、様々な業種の仲間と出会い、活動を通して、世代や地域を越えた交流ができることです。
同じ青年経済人の仲間との出会いと交流は、お互いの事業に関する情報交換をする場になるだけでなく、自分にはない意見や考え方に触れる貴重な機会となります。
交流委員会では、定期的な例会や交流会を設け、リラックスした雰囲気の中でお互いのビジネスについて話し合ったり、成功事例をシェアしたりする機会を増やしたいと思います。
また、組織内だけでなく、地域との交流も重要であると考えております。同じ志を持つ団体との連携や、地域の未来を担う子どもたちを支援するプロジェクトを進めることも想定しています。特に昨年度は、いわき市教育委員会や市内企業等から支援を得て、小学生を対象とした1日販売体験会「こどもマルシェ」を実施しました。学年を問わずに、気軽に参加することができるプログラムで、1日で約30名近くのこどもたちに、商売について触れてもらうことができました。本プロジェクトについては、今年度も引き続き実施していきたいと考えております。
ビジネス委員会で自身の専門性を高めつつ、交流委員会では、他の会員・団体との交流・情報交換をすることで、新たなビジネスチャンスを生み出すことができると信じています。
おわりに
私たちの活動は、地域経済の活性化だけでなく、広く地域社会への貢献も含まれています。地域に根ざした青年部として、地域のニーズを理解し、積極的に関与していくことが求められます。イベントへの参加やボランティア活動を通じて、私たちの存在を地域の方々に感じてもらいたいと思います。
スローガンに込める思いは、自分自身の弱さや限界を認識し、それを乗り越える努力を惜しまず自己成長を追求することで、私たち一人ひとりが地域発展に寄与していく姿勢を貫くことです。また人と人との繋がりを大切にして互いに敬意を持って接することで、信頼関係を築き、私たちのコミュニティをより強固にして協力し合う基盤を作っていきましょう。
時には失敗もあるかもしれませんが、それも成長の一部です。お互いを支え合い、励まし合いながら、エネルギーを持って日々の活動を通じて自身を磨き、地域社会に素晴らしい影響を与えていきましょう。
私は、商工会議所青年部の仲間として、一緒に活動できることを心から嬉しく思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
令和7年度会長 宮本 敦史
委員会・主な事業
1.ビジネス委員会
- (1)講師を招いたセミナー、研修会
- (2)会員基盤の増強に関する事業
- (3)地域に資する政策提言を目指す事業
2.交流委員会
- (1)会員交流に関わる例会・交流会の開催
- (2)地域の他団体との連携や青少年育成を目的とした事業
- (3)地域間交流に関わる事業の実施
- (4)会員基盤の増強に関する事業
- (5)地域に資する政策提言を目指す事業
